ファンタスティック・ピンクの夢
<1>〜<5>
 
 
 
 

 

 

「うう〜ん、どうしようかねぇ〜、ああー、困ったよねぇ」

 困り声にも年期がある。

 この人物はいつもいつも困っているようだ。蜀の主、劉備玄徳である。

 時は西暦200年も半ば、諸葛亮の天下三分の計が完成された頃のお話しであった.....

 

 弱小勢力だのなんだのと、散々貧乏人扱いされまくっていた彼であったが、この頃には南の孫権を出し抜き、荊州の大半を手に入れたのだ。

「兄者、どうなされた。先ほどから、部屋の中を歩きまわられて」

 美髯公、関羽雲長が声を掛けた。青竜偃月刀を片手に赤兎馬に跨がり、戦場を駆け抜ける、音に聞こえた大将軍である。

「まるで、発情期の熊だぜよ、玄徳の兄貴〜」

 ものすごい例えをするのは、弟分の張飛翼徳であった。これまたひとりで、百の兵卒と戦える巨漢だ。

「バカモノ、無礼だぞ!」

「だってよ〜、雲長の兄貴〜」

「兄者、なにをそのようにご心配なされます?」

 繊細な心遣いを見せる関羽雲長。彼は勇猛な戦士であるだけでなく、こころやさしきジェントルマンなのだ。

「う〜む、うむうむ、ああ〜、心配を掛けてすまぬな、雲長。いやぁ〜、今度、孫権殿が荊州にいらっしゃるだろう」

 ぼそりぼそりと、語りだす劉備玄徳。一国の主にしては、やや頼りなげだ。

「ええ、もう、来週ですな。はやいものだ」

「う、うん.....

「それがどうかしたのかよ、玄徳の兄貴」

「ああ〜、その時にな.....あの〜、孫氏を連れてこられる.....

 孫氏とは、孫権の妹にあたる、孫尚香のことだ。その娘を連れてくるというのは、まぎれもない婚姻関係を結ぶということである。

 呉の孫権は、赤壁の戦い以降、とみに勢力を拡大した蜀國への対策のため、親をもって和となす.....つまりは、蜀と呉とを縁戚関係にしようと、考えたのだ。

「ああ、別嬪さんだといいよな〜、な、兄貴!」

「兄者、お気がすすみませぬのか? 孫権殿のたっての申し出とお聞きしましたが.....

「ん.....んん.....でもねぇ.....今さら〜、娘のような年の女子をなぁ〜、妻にするなど.....

「いいなぁ、うらやましいと思うけど〜?」

 お気楽極楽な張飛が言った。

「うむぅ.....それに.....孫権殿たちが来られると言っても.....ああ〜、ここは江東と違って.....その大したもてなしもできないだろうし.....

 いじいじと劉備が言う。

「兄者、そんなことを気にされていたのですか?」

「なぁんだ、玄徳の兄貴、そんな時にはお約束の一言!」

 

「そう、きっと孔明がなんとかしてくれる!」

 力強く言う、君主劉備玄徳であった。

 彼の得意技は、泣き落としと忘れたふりであった。

「ご安心めされよ、殿」

 そして、このセリフもお約束なのだ。

 白羽扇を片手ににっこりと微笑むのは、諸葛亮.....字を孔明という。中国史に疎いお嬢さん方でも、彼の名くらいは知っていよう。

「だ、だがなぁ、孔明.....なんといっても、彼らはリッチマンだからなぁ.....いくら、天下三分の計で、荊州を手に入れたからと言って.....いきなりお金持ちなれたわけじゃないし.....どうしよう、バカにされたら.....

 情けなや、劉備玄徳。

「殿.....

 低く艶を含んだ声音が、やや励ますような響きに変わる。

「玄徳様.....自信をお持ちくださいませ.....わたくしの殿は、どこに出ても恥ずかしくないご立派な君主であらせられます。いかに呉の孫権殿、周瑜殿がこちらに来られようと、なんの不安もございませぬ.....

「う.....うん、孔明.....

「ええ、ええ、かように心配でございましたら、ずっと、この孔明がお側近くについておりますゆえ.....

 長い黒髪がさらりと揺れる。男性にしては、ほっそりとしなやかな姿態。やや骨張った体つきと、並よりも背の高いところを差し引けば、十分女性で通るだろう。

「俺たち、完ぺきに無視されてんのかな、雲長の兄貴?」

「いや.....単に視界に入っていないだけだろう、翼徳.....

 ふたりの義兄弟は、やれやれと吐息しつつ、長兄と軍師殿のやりとりを眺めていた。

 

「そ、それからな.....孔明.....孫氏のことなんだけど.....

「ええ、ええ! ご案じなさるな、殿」

 先ほどよりも、やや力強い声で頷く、スーパー軍師殿だ。

「え.....あ、あの.....孔明.....

「よろしいのですよ、殿。孫権殿が、妹ごを差し出そうというのは、我が蜀の力を恐れてのこと。ならば、お断りしたとて、いきなり攻めてくるほど余裕はないのでしょう」

「あ、はぁ.....いや、私は孫氏をもらうことがイヤというのではなく.....

 ごにょごにょと口ごもっていては、言いたいことの半分も伝わりはしない。政治力も人的魅力もあふれるほどに豊かな劉備玄徳であったが、とにもかくにも、人が良すぎて押しが弱いのだ。

「殿.....殿はほんにお優しい方でございます.....呉の孫氏のお噂はわたくしの耳にもとどいてございます。女人でありながら、武術を好み、男のように勝ち気な女子だとか.....

「う.....うん.....でも、まぁ、会ったことがあるわけじゃないから.....

「そのような粗忽者、殿の妃にふさわしくはございません」

 きっぱりと孔明は言い切った。

「こ.....孔明.....悪いよ.....そんな....

「事実でございます」

 一歩も引かない臥龍であった。

「そう.....わたくしの大切な殿にふさわしいのは、長い黒髪、白い肌.....憂いに満ちた切れ長の瞳.....そして秀逸な頭脳をもつ人物です.....

.....な、なんだか、言ってる誰かさんのことみたいだよな.....翼徳.....

「え〜、だれのこと? だれのこと? もしかして、周瑜殿?」

「ああ、そういえば、周瑜殿も、そんな感じだけどな」

 関羽と張飛が互いに耳打ちする。

「おだまんなさい、外野っ!」

 ぴしりと叱りつける孔明であった。ごほんとひとつ咳払いをすると、別人のような穏やかな声で厳かに告げるのであった。

 

「殿.....なにも.....なにもご心配召されるな。呉の小娘.....いや、孫氏殿のことも、孫権殿と周瑜殿の御来朝に付きましても、わたくし孔明にお任せくださいませ.....

 

『よろしゅうございますね?』

 という、やわらかだが、有無を言わさぬ美しい微笑に、縋り付くように頷くオヤジ劉備と、ため息をこらえるふたりの義兄弟であった.....

 そして、その日は、あっという間にやってきた。

 なんせ、正式な歴史小説ではないため、多分にご都合主義であるのは、お許しいただきたい。

 

「いやいや、こうして貴殿と、じっくり話をする機会が欲しくてな。軍師共々お邪魔させていただきますぞ」

「これはこれは、孫権殿、ぜ、ぜひ、ゆっくりしていってくだされ。な、なんといっても、田舎でしてな、気の利いたものもございませんがのぅ」

 年下の、呉の孫権に対しても、どこまでも腰の低い劉備であった。

「ささ、月餅と、鉄観音茶をどうぞ」

 酒よりも己の好みで菓子をすすめる。そこに、絹を滑らせて歩み寄る諸葛亮であった。

「殿.....

「あ、こ、孔明」

「ようこそ、我が荊州へ.....呉の孫権殿.....

 白羽扇を片袖からのぞかせ、白い練絹を基調にした袍を纏っている。女性顔負けの綺羅々しさだ。

「おお、これは、軍師殿.....ほぉぉ.....相変わらずお美しい.....

 心からの言葉であろう。大きく吐息すると、孫権はめずらしくもゆっくりと言を紡いだ。

「め、めずらしいな、孔明.....白絹の銀袍など.....そのような格好、普段はあまり.....

 クソばか正直に言う主君を流し目で押さえて、孔明はしっとりと礼をとった。

「孫権殿.....あちらに酒席が用意してございます.....どうぞおくつろぎくだされ」

 おや?という調子で目線を遊ばせると、

「ご自慢の妹御と、美周郎殿は、いまだお支度が整いませぬか?」

 と、微笑んだ。

「あ、ああ、公瑾はすぐに来る。だ、だが、女は支度に時間がかかるからな。孫氏は今少しかかるであろう」

「左様でございましょうとも.....何と申しましても、呉の孫権殿のお妹御.....このような僻地に、わざわざお連れ申しますのもお気の毒でございます」

 柳眉を寄せて、扇で顔を隠す。いかにも孫氏を気づかっていると見せかけている。だが、裏を返せば、「あんたの妹なんかに、ここでの生活は不向きだ。玄徳様の妃にはふさわしくない」ということである。

 非常に遠回しであるが、参謀はこれくらい安全な策を用いれなければならないのだ。

 

「孫権様、遅れまして申し訳ございません」

 低く、よく響く声が、回廊の向こうから聞こえる。

 呉のスーパー軍師、周瑜である。字を公瑾という。当代一の美男といわれ、詩歌や楽器にも通じた粋人で、美周郎とあだ名される男だ。

 孔明を見留めると、すっと切れ長の双眸が細められた。三國志のお約束であるが、諸葛亮孔明と、周瑜公瑾は、その美貌でも、明晰な頭脳においても、唯一タイマンを張れるライバル同士なのである。

「これは.....孔明殿.....

「お逢いできて嬉しく思います.....公瑾殿.....

 バシバシと青白い火花が飛び散るが、ふたりの君主はあまり気にも留めないようであった。いちいち気にしていたら、やっていけないというのかも知れない。

「さぁ、では皆様、参りましょう。孫氏殿には、後ほど女官を迎えに行かせますゆえ.....

 促されて、三人の貴人は別室に移った。

「よぉ〜、周瑜殿っ、やってるかぁ〜い?」

「おおお、公瑾殿、いい飲みっぷりだな、気に入ったぁっ!」

「うわぁ、周瑜殿って、お酒も強いんですね! かっこいい!」

 上から順に、張飛翼徳、関羽雲長、趙雲子龍である。念のため、追記すれば、彼らは泣く子も黙る、蜀五虎将軍の、メンツにばっちり入っているのだ。

「いや、ははは、こうして、貴公らと酒を酌み交わせるのを楽しみにしていたのですよ」

 愛想よく周瑜が言った。まんざらお世辞でもないらしい。なんといっても数月前には、ともに赤壁の戦場を駆け巡った同志たちなのである。彼らと飲む酒はとても美味かったのだ。

「へへへ〜、まぁ、江南のいい酒にめぐまれたアンタには、なかなか口に合わんかも知れんが、俺はこいつが大好きでな〜」

 張飛が、今で言う焼酎のような酒を持ちだす。無色透明なそれは、大変アルコール度数が高い。

「どれ、いただこう」

「どうぞどうぞ」

「どうですかな、周瑜殿」

「公瑾でいいですよ。む、なかなかいける!」

「かっこいいなぁ〜」

 和気あいあいとした風景を横目に、諸葛亮は白羽扇片手に、黙ったまま端座していた。

 

「おお、孫氏、ようやく来たか!」

 孫権がことさら、大きな声で、濃紅の衣を纏った妹を呼んだ。孫尚香である。

「兄君! 遅くなりまして」

 まだ、二十歳にも手の届かぬ子どものような娘である。美女とは言えないが、はきはきとして愛らしい少女であった。

「よう来た、よう来た、孫氏よ。劉備殿、これが、我が妹の孫尚香だ」

「お初お目にかかります。孫尚香と申します!」

 これまた、弾むように元気なあいさつだ。この時代、年ごろの女性は、扇で顔を隠さず、直接男性と対峙して、話をすることはない。ましてや、孫尚香のように、身分の高い女性なら、なおさらだ。

「あ、ああ、わたしが劉備玄徳です〜」

 気の利いたあいさつなどできない男である。あわてて杯を台に戻し、立ち上がって頭をさげる蜀の総大将であった。

「いやぁ、よくお似合いだな、玄徳殿!」

 強引な発言をかます孫権。やはり妹孫氏を劉備の元に嫁がせ、縁戚関係をつくるつもりなのだろう。

「お目にかかれて嬉しく思います。劉備様」

 無邪気に孫氏は笑っている。なかなかオヤジ心をくすぐる娘だ。

「あ、は、はぁ.....ええ〜、ここは.....その〜、田舎であまり面白いものもありませんが、ゆっくりしていってください.....

「はい、劉備様。こちらではいろいろとお話させてくださいませ」

「え? あ、ああ〜、でも、わたしの話はつまらないのですよ〜、本当に面白くないのです〜」

 ここまで、自ら念を押す人間もめずらしい。

「いえ、劉備様のお話しを、妾は聞きとうございます」

「あ、は、はぁ.....

.....失礼.....

 控えめではあるが、静かにふたりの会話を遮ったのは、銀の袍も雅びやかな諸葛孔明であった。

 

「おおっと、ついに、軍師殿が動いたっ!」

「え、どれどれ、雲長の兄貴!」

「うっ.....うわ、すごっ.....必殺の微笑ですね! で、でも目は笑っていない!」

 実況中継である。まるで三兄弟のような猛者が、興味半分、恐怖半分、聞き耳を立てた。

「なんだ、どうされた、各々方?」

 尋常でない様子に、周瑜も興味を示す。

「ああ、孫氏殿がおいでになられたのか。なかなか愛らしい姫君とは思われぬか、ははは」

 軽い調子で言う、呉の軍師殿に、三人の中では一番の常識派と見られる関羽が、慎重に訊ねた。

「いやさ、公瑾殿。孫権殿の妹君が、うちの殿に輿入れをするという話は聞いておられるか?」

「ええ、もちろん、共に赤壁の戦いを切り抜け、曹操を北原に追いやった仲なのだ。その絆を深めたいという、我が殿の御意志です」

 軍師らしく、厳かに答える周瑜。だが、その言葉には感情があらわれず、この話について、彼自身がどのように思っているのかは不明である。

「いや、まぁ、俺らはどうでもいいんだけどな、雲長の兄貴」

 張飛も話に加わる。

「おい、翼徳。兄者にとっては大切なことだぞ」

「でも.....殿は躊躇しておられましたよね。年もずいぶんと離れておられるし」

 敵将と同席しているにも関わらず、ぶっちゃけた話をかます、趙雲子龍。素直といえば、聞こえがいいが、はっきり言って抜け作と評されても仕方がない。

「ほう、劉備様は、気乗りではないのか?」

 柳眉というには、やや力強く、すっと切れ上がった眉をひそめ、周瑜が訊ねた。あくまでも感情をあらわにせず、慎重にである。

「いや、兄貴がっていうより、軍師殿だよな」

 張飛が言った。

「ほぅ.....孔明殿が?」

「いや、まぁ、兄者がぐずぐず言ってたから、軍師殿が気を回したのかも知れんが.....

「いえ、雲長殿! 孫氏殿のお話が出たとき、軍師殿は一言のもとに却下されました!」

 さわやかなおバカさん、趙雲子龍であった。

 がやがやと騒々しい外野席を無視して、一段高いひな壇に、孔明が上った。もちろんこういう席だ。君主の劉備に最上級の礼を取る。

 

「お話し中、お邪魔いたしまして.....わたくし、所用がございますゆえ、これにて退出させていただきます.....

 ちらりと孫氏を眺めやる。自らあいさつはしない。

「えっ、こ、孔明.....も、もう、退がってしまうのか?」

「玄徳様.....こちらが.....

 気の強い娘である。きりりと孔明を見つめ、玄徳に紹介を促した。

「う、うん、これは諸葛亮、字を孔明という。私の軍師だ」

 おや、これは.....と初めて気付いたように、孔明は孫氏に向き直った。

「お初お目にかかります。わたくしは諸葛亮、字を孔明と申します。ただいま、御紹介にあずかりましたように、玄徳様の軍師をつとめ、お側近くにお付きしております」

「孫.....尚香です.....

 孫氏は、じっと孔明を見つめた。それこそ、つま先から頭のてっぺんまで。

 白い練絹を幾重にも重ね、銀の袍をさらりと着こなしている。白羽扇を片手に、端とたたずむ姿は、白楽の一枚絵にも似た優美さだ。

「どうぞ、ごゆっくりとなさいますよう.....

 睫毛のうるさい双眸をしっとりと閉じあわせ、孔明は、孫権と孫氏に一礼した。

「こ、孔明.....

「では、ごゆるりと殿.....

 けぶるような微笑を浮かべ、劉備を見遣ると、衣擦れの音もさやかに、孔明は退出していった。

 

 

「ありゃりゃりゃ、兄貴! 出ていっちゃったぞ、軍師殿.....

「声が大きいぞ、翼徳。軍師殿のことだ。なにかお考えがあるんじゃないか?」

.....にしても、孔明殿らしくありませんね。妙に儚げで危うげだ.....いつもはもっと、毅然としているのに.....

 鈍感そうに見えて、なかなかするどい描写をするのは、子龍だった。だが、それが孔明の演技であるというところまでは気付かない。

「ちょ、ちょっと、待たれよ。なにゆえ、軍師殿が、我が孫権殿の妹姫との御結婚に反対されるのだ? 呉にも蜀にとっても、悪い話ではないと考えるのだが.....

 周瑜が言った。後の方はやや小声になる。酒席で大声で話す内容ではないからだ。

「さぁな〜、軍師殿がなにを考えてるのかはわかんねぇや、な、雲長の兄貴?」

「そうだな〜、翼徳。あの人はいまひとつ、わけがわからん。いや、わかってることもあるぞ! あの方の発明はあんまりいいものがないが、料理の新作はなかなかのものだ」

「あ、そーそー、この前のチーズプットすんげぇ、美味かったよな!」

「ええ、それがしは、オニオングラタンが秀逸かと!」

『やめんか、バカモノども!』と叫びだしたい、美周郎殿であったが、そうはいかない。ここでは客分の身である。

「ちょっと、失礼」

 そう言って、周瑜は立ち上がった。

 

.....孫権様」

「おお、公瑾。ずいぶんと打ち解けていたようだな!」

 よく見ている。さすがに一国の君主だ。

「ええ、それはよろしいのですが.....なにやら、たった今、孔明殿が退席された様子.....

「ああ、所用あると申されていたな、な、玄徳殿?」

「え、あ、は、はぁ.....

 相変わらず、はっきりと返事をしない男である。かたわらに席を設けてもらった孫氏は、美味そうに水菓子を食していた。

「さようでございますか.....いえ、通り過ぎられるのを、側近くで見送ったのですが、妙に青白い顔をされて、御気分の優れなかった様子.....気になりまして.....

 そういうと、視線を劉備に遊ばせた.....